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【自動発注システム】は生産性UPにつながるか!?

発注のキモは対象商品と需要予測数と安全在庫数との3点にあります。

目的は発注業務の最適化・効率化とコストやロスの削減による顧客満足度と生産性の向上です。…自動発注システムに限らず、今後はスーパーマーケットのAI化からDX化へ進化していくであろうと予測します。

発注システムには主に次の3種類があります。

  1. AI需要予測型自動発注システム-過去の季節・曜日・特売・催事の販売データからAIがその日の需要を予測、需要予測と論理的に計算した安全在庫をもとに、最適な発注量を決定、商品を自動発注します。
  2. 自動補充発注システム-過去の在庫数量や売上数量に基づいて基準在庫数量を設定し、基準在庫数量と現在の売上、在庫数量を基に自動的に発注時期と発注量を決定します。
  3. IoTを利用した在庫管理-在庫の上に置くだけで在庫を遠隔監視し、管理する在庫が少なくなったタイミングでIoT機器による自動発注ができます。

いずれもシステムもムダな在庫をかかえることや欠品を未然に防ぎます。

現時点では、AIに発注させた方が、人手で行うよりも在庫数が減るという結果が出ているようです。在庫が減れば、鮮度が保て廃棄などのロスも少なくなります。AI発注が人間を上回るパフォーマンスを見せたことが実証されています。

多数の店舗を有する場合には、店舗の特性に合わせて設定値を細かく調整すれば、自動発注の精度は高くなります。

自動発注を導入後も作業量・人件費の削減率や欠品率の改善などの数値をKPI(重要業績評価指標)として検証することが重要になっていきます。

 

自動発注は手段であって、目的ではない。

自動発注システムのメリットとデメリットがあります。

メリットは

  1. 発注業務の負担軽減
  2. 人的コストの削減
  3. 販売機会損失の防止

デメリットは

  1. 使いこなせないという自動発注システムの失敗
  2. スタッフの需要予測や発注業務に関する知識が育たない
  3. 自動発注システム導入コストがかかる
  4. 正確なデータを基に発注点を設定しないとミスが生じる
  5. 現時点においては自動発注システムがフィットする商品は発注作業と消費期限の難易度からして食品・雑貨から日配品までです。天候変動や催事など不確実性に左右されやすい生鮮品は特に、発注量の読みちがえは損失に直結しやすいので、このシステムの導入が困難だと思います。

現行のシステムには、3つの大きな課題あると推定します。

  1. スーパーマーケットの商品構成の半分以上を占める生鮮食品へのAI発注が進んでいないこと。
  2.  データベース&シミュレーションではなく、過去のデータに基づく発注方式であるため、未来の客数を増やすことによる売上高や粗利益の増加つまり目的としての顧客満足と生産性の向上にはまだ目が向いてないようです。
  3. 総合的な効果としては、現状維持プラス若干は期待できるが未来に目を向けた増客・増収・増益の視点が不足している。
 

テクノの森代表の千原です。
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