商品分類「商品のポジショニングマップ」
スーパーマーケットや小売業で働かれる皆さんはよく「〇〇筋」という言葉を会議やミーティングで聞くことはありませんか?
ご存知かとは思いますが
「売れ筋」とは
POSデータから出てくる情報分析の中でも一番活用されているといっても過言ではないでしょう。
「今月、特に売上予算が厳しい!」とか「今日の予算まであと少し!」と焦っているときに活用したくなる情報が、今、お店で一番売れている商品情報ではないでしょうか。
一番、売れている=お客様が欲しがっている、ということから、その商品を目立つ場所で、フェイスを広げて、ボリューム陳列して、最後に買わなきゃ損!といったPOPをつける。そうそう、肝心のお値段も少し「お買い得」にしましょう。
これで売場での声掛け、店内放送まで出来れば完璧に、今日の予算突破!残りの期間も安心、というスーパーマーケットに限らず多くの流通業界でとても重要視されている情報です。
ちなみに「死に筋」とは・・・
毎月会議やミーティングで社長や店長から言われたことはないですか?
「今月は仕入が多い!在庫も悪化したらすぐ値引きや廃棄ロスにつながるから、注意してくれよ」
つまり売上予算が今月は高めだからと、思い切って売るために仕入も過剰になる、これはよくあるパターンです。
先ほどの「売れ筋」情報をきちんと押さえた上で、増やしていい仕入、そのままでいい仕入、少し減らす仕入、など慎重に吟味して仕入は増やさないと、瞬く間に「死に筋」の山です。
そもそもお客様がそんなに必要としていない(売れ筋ではない)商品を売れている商品と同様に扱ったら(仕入れたら)売れているものはすぐにチャンスロス(品切れ)。そうでない商品は在庫の山=死に筋と化してしまいます。
在庫が多い!仕入が過剰気味!と指摘される前に、まずは「売れ筋」「死に筋」情報を押さえて命がけ?の発注をしてみましょう。
そして「見せ筋」です。
スーパーマーケットによっては、この見せ筋が戦略商品となっている企業も多いですね。
つまりあなたのお店にしか置いてない商品=競合や近くのスーパーマーケットには並んでない商品であれば、少々遠くても値段が張ってもお客様はその「見せ筋」商品をめがけて来店されるのです。
戦略商品です。来店客数が増えることになりますから。
「売れ筋」のように飛ぶようには決して売れません。でもこの「見せ筋」商品の魅力は安く売らなくてもファンが付くという点です。もしかするとそのファンのお客様は仲の良い主婦や友人にも話し伝えるでしょう。
いかに「美味しいのか」「この店にしか売ってないのか」という情報を。
いわゆる「口コミ」というものです。広告宣伝費もかからないし、チラシを入れる必要もない。
また安く売る必要もない。良いことづくめです。
でも問題は、ある一定のお客様に認知されるまでは時間がかかります。
根気強くPOPでPRしたり試食を出したり社員スタッフの努力は必要です。
育成さえできれば看板商品になりますので、会社の戦略商品としてはもってこいです。
話しを最初のテーマに戻します。
根気強く読んでいただきありがとうございます。
上記の「3つの筋」を販売するにあたって、一番重要な〇〇筋があることをご存知でしょうか。
そうです。勘の良い方はお気づきのはずです。
「儲け筋」です。
この最も重要な「儲け筋」商品を押さえておかないと、上記の「見せ筋」などの育成商品は安心して販売などできませんし、「売れ筋」商品を安く販売することもできません。
なぜなら経営は黒字経営を継続してこそ地域のお客様にサービス提供できるからです。
「売れ筋」商品を強化してチラシで安さアピールすれば、来店のお客様は増えるでしょう。
安く売れば売るほど、どこで粗利益は確保しているのでしょうか。
見せ筋商品を品揃え豊富に展開すればするほど、いつお客様がファンになって口コミ客数が
増えるのでしょうか。今週中?今月?目途はあるのでしょうか。
月末棚卸の神頼みにならぬよう、毎日「儲け筋」商品を押さえた経営を実現しましょう。
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