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「給与は増やす」が、「人件費は減らす」

図1 儲け筋・見せ筋・売れ筋・死に筋の4分類

図2 給与と賞与を含む人件費の主要な原資は売上や、コストダウンではなく粗利益にある

「労働分配率を増やす」考え方と仕組みづくり

 

給与や賞与を含む人件費の主な原資は、売上高でなく粗利益にある。

粗利益は、生活者にCS(Customer Satisfaction)=顧客満足とCD(Customer Delight)=顧客感動を提供した成果である。

 

言い換えると、「労働分配率を増やし=給与額・賞与額を増やし、人件費率を減らす」ことは粗利益を創造することから生まれる。

公式的には、(労働分配額=給与賞与額)÷粗利益額と人件費÷粗利益額などと分子と分母の関係において、結局分母の粗利益の増加が決め手になる。

 

スーパーマーケットの本部と現場が粗利益を創造するとは、

例えば、現状の給与1.5倍、粗利益2倍とか人時生産性、労働生産性、人件費生産性や売場生産性を2倍にするetc…だが粗利益を増やす増益のプロセスには、やはり客数を増やす増客とその結果として生まれる売上高が増える増収がともなうであろう。

粗利益は勝手に増えたりはしない。

 

あなただったら、何を、どうしますか?

 

部門と単品のデータベース&シミュレーションを活用することによって、3つあると思われます。

  1. 現状の商品構成から付加価値の高い商品を発掘し、その構成を高くする。すぐにはできないがやれないことではないですね。
  2. 右図1のとおり、儲け筋・見せ筋・売れ筋・死に筋の4分類の商品構成の中で、死に筋をカットすることはもちろん儲け筋の構成を増やすことを繰返し定型化する。
  3. 右図2のとおり、すでに業績貢献度の高い単品群について、買い場づくりのためのマーチャンダイジングの最適化手法を活用して、限界的に近いまで反応率を高め、育成し強化することを繰返し定型化する。

 

 

テクノの森代表の千原です。
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